全国で54ブランドを展開し、デリバリーから高級レストランまで幅広い業態を展開する株式会社フォーシーズ。多様な事業展開は採用業務にも直結し、媒体ごとの情報管理や手作業の多さなど、さまざまな課題を抱えていました。そんな中で採用管理ツール『PERSONA』を導入し、業務効率と採用精度をどのように変化させたのか。採用を担当する中村様と大松様に、導入の背景や効果、今後の展望についてお話を伺いました。
―― 中村様、大松様の現在の業務内容について教えてください。
中村様: 新卒・中途・アルバイトまで、すべての採用に携わっています。社員の採用に関しては、戦略の立案から媒体の選定やエージェントとの連携まで幅広く担当しています。応募者対応は一部アウトソーシングしているのですが、委託先の選定なども行っています。
大松様: 私は新卒・中途採用に携わっており、応募者への連絡やそのほか委託先との連携などに関わる業務を行っております。
―― 改めて貴社の事業内容や採用の特徴について教えてください。
中村様: 当社は現在、全国で54ブランドを展開しており、デリバリーから高級レストランまで幅広い業態を手がけています。お客様の食のシーンに合わせて多様なサービスを提供しており、その分、採用ターゲットも多岐にわたります
―― そのような幅広い採用を行う中での課題は何がありましたか?
中村様: 採用においては、以前は人材紹介中心だったのですが、採用トレンドも変わり、採用コストを抑えるという意味でも求人やスカウト媒体を使う方針になっていました。ただ求人・スカウト媒体やエージェントによって管理画面やフローが異なり、情報が分散しやすい。そのうえ、応募者情報を一つ一つ転記して集約する作業に時間を取られていました。
―― PERSONAとの出会いのきっかけは?
中村様: 最初はアサインの人材紹介事業の担当者からの紹介でした。担当の方が、実は以前当社の店舗でアルバイトをしていたと聞いて(笑)、親近感を持って話を聞きました。その後、ATS『PERSONA』の存在を教えてもらい、島倉さんにつないでもらって導入検討がスタートしました。
―― それまでは他のATSをご利用だったと思いますが、導入を決めた背景はありましたか?
中村様: はい。以前は大手のATSを5〜6年ほど使っていました。元々大きく困っていたことはなく、話を聞くまでリプレイスしようとも思っていませんでした。強いて言えば、人材紹介が中心だった当時には合っていましたが、媒体を活用した採用に切り替える中で、連携できる媒体が少ないことがネックになっていました。
中村様: PERSONAは99%の媒体と連携可能ということで、非常に魅力を感じましたし、UIの操作性もよさそうだったので、導入を決めました。
―― 導入にあたって社内での反応や調整は?
中村様: 基本的に私が導入を推進させてもらいましたが、話はスムーズに進みました。リリースしたばかりのサービスということもあり多少の不安はありましたが、社内のシステム部の人間にも相談しながらシステム的にも問題なく利用できると確認できたので安心はしていましたね。
大松様:中途の応募者の対応は外部にも委託していますが、ATSの切り替えをした際にも採用センターから使いづらいなどの声は一切上がっていなかったですね。
―― 現場の皆さんの反応はいかがでしたか?
大松様:応募者対応をしている採用センターの方々からは、『見やすい』『分かりやすい』『PERSONA内のチャット機能でコミュニケーションが完結するのが良い』と非常に好評でした。我々は元々ATSを使っていましたが初めてATSを使う企業からみても使いやすいと思います。
中村様: あとはエージェントさんからも好評でしたね。履歴書の自動読み取りでかなり便利になったとPERSONAに切り替えて早々に連絡をいただきました。
―― 実際に導入後、どのような変化がありましたか?
中村様: 媒体連携に関しては応募者の情報が自動で集約されるようになり、週6時間以上の工数削減につながっています。これまで各媒体の管理画面にアクセスし、CSVでダウンロードして転記していた作業が不要になりました。そのおかげで時間を作ることができましたので、新しい媒体の導入やエージェントさんとの契約も月に1件ペースで増えていますね。
また、分析機能も非常に便利です。以前はExcelで加工していましたが、今はダッシュボードで通過率や応募経路の傾向などが一目でわかります。報告資料も数分で完成するようになりました。
―― 開発やサポート体制についてはどう感じましたか?
中村様: 改善要望を伝えると、すぐに開発して反映してもらえる点が印象的でした。今まで使っていたATSではそのような要望を新しく開発することはなかったので。
大松様:採用センターの方々の要望も叶えてくれていたのはありがたかったですね。あとは、対応スピードやレスポンスの速さですね。スピードはすばらしく速くて設定などで困ったときにすぐに返信いただけるのは非常に助かりました。
―― 今後、さらに取り組んでいきたいPERSONAの活用方法はありますか?
大松様: アセスメントの活用には力を入れていきたいですね。内定承諾の際のグリップにも使えるかなと思っているので採用を成功させるためにも積極的に活用したいですね。
中村様:大松の言う通りまだ使いこなせていない機能も多くありますが、今後はそれらも活用してブランドごとの採用手法をさらに最適化していきたいです。
―― 最後に、PERSONAへの期待をお願いします。
中村様: 採用はスピードと質の両立が難しいですが、PERSONAを使うことでそれらを実現する可能性を感じています。今後もツールとして進化し続けて、私たちのような多業態企業を支えてくれる存在であってほしいです。
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